【活動報告】東村山の未来に向けて――まちづくりと、すべての子どもたちの学びの場を考える
みなさん、こんにちは! 市議会議員の土方桂です。
この前の投稿では、自由民主党の代表としての質問を行いましたが、こちらの投稿では、令和5年12月議会での一般質問の活動内容を報告します。
この投稿では、私がこれまで継続して取り組んできた「東村山駅を中心としたまちづくり」について、そして「不登校児童生徒への支援体制の拡充」について、議場で改めて問題提起と提案を行った内容で、今回の質問は、市民の暮らしの利便性と子どもたちの学びの保障、両面から東村山の未来をより良くするための一歩です!
ぜひ、ご覧いただきたいです。
東村山駅の高架化を中心としたまちづくりについて
私はこれまで3回にわたり、東村山駅の高架化事業とそれを契機としたまちづくりについて取り上げてきました。今回はその「パート3」として、進捗の確認と今後のビジョンについて再度確認を行いました。
工事は現在も着実に進行しており、駅の高架ホームの構築や踏切の除却に向けた作業も進んでいます。ただし、用地取得は99%に留まっており、残る1%に対しても丁寧な対応を要望しました。
また、高架化の完成延期に関する都や西武鉄道との協議の内容について、市からの提案と要望を確認しました。市としては、踏切5カ所のすべてを撤去し、少しでも早く効果が実感できるよう、西武鉄道と都に対して積極的な提案を行っているとのことでした。
私はこの点において、市民にとって目に見える変化を意識した情報発信と、4年という限られた期間であっても、意義ある都市づくりを進めていく姿勢が必要だと訴えました。
そして、「西武鉄道は東村山駅をどうしたいのか?」という本質的な問いを投げかけました。まちの魅力を高めるという抽象的な表現ではなく、具体的に「乗降客を増やしたいのか」「教育拠点化を視野に入れているのか」といった方向性を明らかにし、それに応じた市としての戦略的提案が必要だと考えています。
誰ひとり取り残さない学びの保障――不登校への向き合い方
続いてのテーマは、不登校の子どもたちへの支援です。全国的に不登校児童生徒が増加するなか、当市においても増加傾向が見られ、特に小学生においては東京都平均をやや上回っている状況が報告されました。
不登校の原因は、生活リズムの乱れや人間関係、自己表現の困難さなど多岐にわたります。私はこの現状に対して、学校・家庭・地域が一体となった対応を求めました。
不登校特例校の設置については現時点では難しいとの答弁でしたが、その代わりに「希望学級」や「校内適応支援員」を活用し、別室登校やクールダウンの場を整備していることが説明されました。
私からは、既に設置されている施設の機能強化や拡充の必要性、また「複数の児童が同時に支援を必要とする際の対応」についても尋ね、パーティションでの仕切りなど各校での工夫が行われていることを確認しました。とはいえ、保護者の不安もあることを伝え、今後の改善につながることを期待しています。
ICTと支援体制の充実――子どもの小さなSOSに気づくために
心の変化は、ある日突然に現れます。だからこそ、日々の変化に気づく仕組みが大切です。私は、子どもたちの心身の状態を日常的に把握できるアプリなどICTの活用を提案しました。
現時点では、年2回の意識調査が実施されているとのことですが、私としてはより頻度の高い「気づき」のツールとしてアプリの活用も選択肢に入れるべきだと考えています。文字なら言いやすい――そんな子どもたちの声をすくい上げられる環境づくりが必要です。
また、スクールソーシャルワーカーの配置や教育・福祉・医療との連携の強化など、チーム学校による支援体制の重要性も強く訴えました。市ではすでに1校に配置した取り組みを進めており、現場でも良い変化が出ていることがわかりました。私は「人数を大幅に増やしてもよい」と提言しました。
教員の働き方改革と教育の質の向上
不登校を減らすには、何より「先生の力」が必要です。子どもに向き合う時間を確保するには、働き方改革が欠かせません。私は、教科担任制の導入やペーパーティーチャーの活用など、他自治体の事例も挙げながら、現実的な改善策を提案しました。
すでに久米川小学校では、教科担任制の実証が行われており、成果が現れているという答弁がありました。来年度に向けてさらに広げていくことが検討されているとのことで、今後に期待が持てます。
最後に、、すべての子どもたちに、居場所と未来を!
不登校は問題行動ではなく、誰にでも起こりうることです。
私たち大人は、子どもが「今の自分」でいられることに寄り添い、将来への道を一緒に考える存在でありたいと考えています。
東村山市が「誰ひとり取り残さない学びのまち」として、すべての子どもたちが安心して育ち、社会に羽ばたいていけるよう、これからも粘り強く提案と対話を続けていきます。
引き続き、みなさまの声をお聞かせください。
ともに前に進みましょう!