【活動報告】指定管理者選定とサンパルネの未来について質疑しました
みなさん、こんにちは! 東村山市議会議員の土方桂です。
今回は、令和6年6月定例会において、サンパルネ東村山の指定管理者選定に関する議案について、自民党を代表して質疑を行いました。
この施設の運営体制や今後の取り組みは、市民の健康や交流の場に大きく関わる重要なテーマです。
議案の審議を通じて、指定管理者の選定プロセスや施設の改善計画、その実現可能性について深く掘り下げました。
テーマが多いので少し長めですが、ぜひ御覧ください!
それでは以下に、質疑の内容をテーマごとにご報告いたします。
指定管理者の応募状況とその評価
今回の指定管理者の募集にあたっては、説明会に6団体が参加したにもかかわらず、実際に応募したのは2団体にとどまりました。私は、この少なさが何を意味するのか、市としてどう評価しているのかを問いました。
担当部長からは「前回は1団体だったため、複数提案があった今回は比較ができて良かった」との答弁がありましたが、辞退した4団体の理由は不明とのこと。より多くの民間事業者が参入しやすい環境整備が今後の課題だと感じました。
サンクス東村山パートナーズの体制と人員構成
指定管理者に選ばれた「サンクス東村山パートナーズ」は、アシックススポーツファシリティーズ、シダックス大新東ヒューマンサービス、日本メックスの3社で構成されています。それぞれが運営、飲食、施設管理を分担する体制です。
私は、実際に何名のスタッフが現場に入るのかを確認しました。アシックス社からは常勤4名を含む24名体制、カフェには5名が従事予定とのことでした。詳細な内訳が不明な点もありますが、責任分担の明確さは今後の運営の質にも直結すると考えています。
スポーツセンターとの連携の有無について
今回の選定では、市民スポーツセンターとは別の指定管理者が選ばれましたが、私は「連携性」の重要性を指摘しました。
西口のサンパルネとスポーツセンターが同じ事業者であれば、トレーニング内容の継続性やスケールメリットが得られるはずです。今後の再選定の際には、連携を重視した選定方針の検討を提案しました。
利用者数の目標とその根拠
施設の利用者数を年間で約3万人増加させるという計画について、その具体性に疑問を投げかけました。
「マシンの入替えで1万人アップ」「モーニングメニューで3千人アップ」などの試算は示されているものの、私はその根拠の明確さに課題を感じました。実績ベースでの見込みとの答弁でしたが、具体的な事例やエビデンスの提示が乏しい印象を受けました。
フリースペースの確保について
新たなレイアウト案では、交流プラザのフリースペースが仕切られて狭くなる懸念がありました。この点を確認したところ、現状の利用者数は確保できる見込みとの答弁がありましたが、今後の詳細設計では利用者の使い勝手を重視した調整が必要だと考えます。
eスポーツの導入提案について
今回の提案の中で特に興味深かったのが、eスポーツの導入です。ドイツ発の最新コンテンツを活用し、幅広い世代が楽しめる健康増進型のeスポーツ設備を導入する計画とのことでした。
これが日本初上陸という点も注目すべきであり、若年層の利用促進と市民交流の新たな場になることが期待されます。
大規模な事業展開と予算根拠
教室数の増加や用具の入替え、施設補修といった大規模な事業計画については、提示された予算で実施可能なのかを確認しました。事業者は他施設でのノウハウを活用することで対応可能とのことでしたが、実行段階での検証が欠かせません。
選定の決め手となった要因は何か
最後に、選定理由について「総合的な評価」との説明に加え、特に評価された項目として「施設設置のコンセプトに合致した方針」や「具体的かつ魅力的なサービス提案」「スポーツ分野の専門性」などが挙げられました。
内容を聞く限り、事業者の実績とビジョンが評価されたことは理解できましたが、より透明性のある審査プロセスが今後求められると感じます。
終わりに
サンパルネは、東村山の健康・交流拠点として今後ますます重要な役割を担います。市民の皆さんにとって身近で利用しやすい施設であり続けるために、選定された事業者には高い水準での運営を期待したいと思います。
私自身も、利用者の声を聞きながら、必要に応じて再検討や改善を求めてまいります。
皆さまからもぜひ、「こうしてほしい」「もっとこうなったらいい」という声をお寄せください。
市政をより良くしていくために、これからも力を尽くしてまいります!