【活動報告】東村山駅を中心とした未来のまちづくりに向けて2023年7月13日

【活動報告】東村山駅を中心とした未来のまちづくりに向けて

先日開催された令和5年6月議会にて、私は「東村山駅を中心としたまちづくり」について、複数の視点から一般質問を行いました。

このテーマは、50年後、100年後の東村山の未来を見据え、今、私たちがどのようなまちの土台を築くかが問われている重要な問いです。
今回の発言では、日々地域を歩く中で見えてきた課題や、市民の皆さまから寄せられた声をもとに、市政に対して提案と意見を述べさせていただきました。

議会での一般質問の内容が元になっていますので、文章が少々長めになっていますが是非ご一読いただけると幸いです。

 

1. 連続立体交差事業の進捗と東村山の未来

市の将来を左右する重要事業である東村山駅の高架化について、その進捗や市への影響を確認するため、工事状況やコロナ・資材高騰の影響について質問しました。市からは、各踏切で橋梁の架設が進められており、令和6年度中の完成に向けた工程に支障はなく、市の財政負担についても現段階では大きな影響はないとの答弁がありました。この事業が順調に進行していることを確認でき、市民の安心にもつながると感じています。


2. 駅前の美観整備と東村山の“顔”づくり

東村山駅が市の“顔”としてふさわしい空間になるよう、駅東口ロータリー中央の美観向上を提案しました。現在の噴水周辺には雑草が生い茂っており、訪れる方々から「第一印象が悪い」との声も多く聞かれます。私は、地域の花卉農家や緑化団体と協力して、パンジーやビオラなどを植えることで、明るく歓迎感のある駅前に変えていけるのではないかと提案しました。市からは、ツツジの根の状況など課題もあるが、実現に向けて前向きに検討していきたいとの回答をいただきました。駅を訪れた方が「また来たい」と思える、そんな空間づくりに一歩近づいたと感じています。


3. 利便性と安心感を高める設備改善

駅を日常的に利用する多くの方々の声を受けて、エスカレーターの運用やトイレの安全性・美観について改善を求めました。エスカレーターの上下切り替えについては、物理的制約から難しいとの回答でしたが、案内の工夫やエレベーターの視認性向上については今後検討していくとのことでした。加えて、公衆トイレの在り方についても、明るい外壁への塗装や照明の導入、子どもたちの絵で空間を彩ることなどを提案しました。市からは、清掃は現在も1日2回行っているものの、いたずらや汚損が多く、見た目の印象改善も含め検討を進めたいという前向きな姿勢が示されました。小さな改善の積み重ねが、まちの魅力を高める大きな一歩になると確信しています。


4. 高架下の未来と「学びの拠点」構想

高架下の土地は、まちの新たな価値を創出できる貴重な空間です。私は、そこに大学や専門学校など高等教育機関を誘致することで、若者が集まり、地域に活気と創造の拠点が生まれるのではないかと提案しました。市からも「夢のある構想」として前向きに受け止められ、鉄道会社との連携を含めて全庁的に検討を進めていくとの力強い答弁がありました。地域に学びの場があることで、学生と市民の交流が生まれ、東村山が“学びと文化のまち”として飛躍できると信じています。


5. 市民と共につくる再開発のプロセス

駅東口の整備や再開発について、これまで行われた市民アンケートの結果や勉強会の成果をふまえ、どう市民を巻き込んでいくかが鍵であると述べました。アンケートでは「東西の一体性を重視した案」が高評価を得ており、市はその案をベースに基本計画の策定を進めているとの報告を受けました。再開発が現実のものになるためには、地権者や地域の方々との信頼関係と合意形成が不可欠です。市も、街区ごとの丁寧な意見交換を続け、機運が高まったエリアから段階的に事業化していく方針です。私自身も、市民が「このまちの未来を自分たちでつくる」という実感を持てるよう、より分かりやすい情報発信と伴走支援を続けていきたいと考えています。


終わりに「未来の東村山を、今ここから!!」

市長からも、駅周辺の整備は「100年後の東村山の礎になる歴史的事業」であり、全体像の可視化と具体的なビジョンの提示が極めて重要だとの考えが示されました。私も、学生や企業、市民団体、鉄道会社と連携しながら、にぎわいと人の流れを生むような空間づくりに貢献していきたいと強く思っています。

これからも、現場の声を市政に届け、皆さまとともに「誇れる東村山」を築いてまいります。

引き続き率直なご意見、ご要望をお寄せください!